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チームリーダーとしての資質4カ条

time 2016/02/04  所要時間:約 5

チームリーダーとしての資質4カ条

こんにちは。ちゃぼP(@chabo0429)です。

今日はちょっとお仕事というか、「人を管理する上の心構え」的なお話をひとつ。

何かを大きな仕事を成し遂げようとするためには、当然のことながら、個人では限界があります。

だから、当たり前のことですが、会社など組織で、人の力もお金の力も使って成し遂げようとするわけですね。

 

そうしますと、ただ皆がバラバラにやりたいことをやっていては、当然目的は達成出来なくなります。

なので、人やお金を管理する人が必要になり、組織はそれらを大局的に、管理、監視するということが必要になりますね。

会社側からみると、一番大事なのは、元々の計画に対して、計画通りに物事が進捗しているかどうかを正確に把握することが一番大事になってきます。

 

ですから、現場の管理者、そこからさらに上層部への報告を行う管理職には、適性と資質を求められるわけですが、コレがうまくいっている会社って、実はあまりないんじゃないかと思っています。

「中間管理職はツライヨー」という言葉は良く耳にしますけれど、お客さんと会社の狭間に立たされて、つらい思いをするということを表してますね、一般的に。

そこで、私はこれまで現場管理のお仕事をしてきて、特に人の上に立つという立場の人の資質というものはどういうものなのか、ということを考えてみました。

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①上からの要求をそのまま下に落とすようなマネは絶対するな!

もう、これは本当にダメですね。

そりゃ上からのプレッシャーがキツイのは分かりますよ。

企業は利益をあげてナンボですから、利益が出なきゃ仕事をする意味がありません。

長期的に見てその仕事が別の利益を生む可能性がある場合を除いてね。

 

でもね、現場のお仕事は泥臭いものですし、働いているのは人間です。機械ではありません。

お腹も痛くなれば、逃げたくなる時もあるし、我が身かわいさにウソをつくこともあります。

でもそれが人間です。正しいことは誰でもわかるけれども、なかなか実行できないから困っているのです。

 

それを「こうしたら効率化できるだろ!」といわれても、「わかってるわー」とみな心の中で叫んでます。

口で言うほどすべてのことは簡単ではありません。

己の愚かさに気づいていない典型的なダメ管理職ですね。

 

そして、上司が思っているほど、部下は鈍感ではありません。

「あー、あの人は自分の保身のことしか考えてないな」と簡単に見抜きます。

上司のいないところで、部下が皆揃って後ろ指を指しています。

風邪でもないのに、クシャミが止まらない管理職の人がいたら要注意です(笑)

②ビジネス書を読めと勧めるな!

よくビジネス書というんですか、ノウハウ的な本が売れたりしますけど、私ははっきり言って今まで一冊も読んだことがありません。

読めと言われても読みません。理由はそこに活かせる情報なんてないから。

だって、あれらは売るために書いているんです。間違ったことは書いてません。正しいんです。

 

まず、それがダメです。

現場では正しいことが「○」とは限りません。間違っていることが「○」の場合もあるのです。

つまり、生きた情報がそこには書かれていない。

 

そんな本の内容をしたり顔で部下に展開する管理者もダメです。

もしどうしても伝えたいなら、内容を要約して自分の言葉で心をこめて伝えるべきです。

それを「管理」というのですから。

③良きリーダーは「見ていない」ようで「見ている」

例えば、A社員が深夜まで一人残業をして、難攻不落の問題に立ち向かっているとします。

一人ですから、誰も見ていません。

同じく、残業代目当てにダラダラと居残って何もしていないB社員がいたとします。

こちらも一人ですから、誰も見ていません。

どちらが会社にとって有益な社員でしょうか。

 

結果は一目瞭然ですよね。

さて、上司は翌朝出勤して前日の残業データを見て、両方の社員を呼び出し、残業理由を問いただします。

A社員は口が下手で、一生懸命説明しますが、上司はそのうちイライラしだして、最後には叱り飛ばします。

一方のB社員は口が上手く、適当なもっともらしい理由をつけて回答します。で、「お前はいい社員だ」となります。

ドラマではこんな場面がありますが、実際の会社でも結構な頻度で発生します。

 

つまり、ここで問題なのは、A社員が口下手で処世術に長けていないということはなく、B社員の口車が優れているということでもなくて、そんなことすら見抜けない上司はさっさとその椅子から降りるべきということです。

その人となり、普段何を考えているのか、直属の上長なら分かって当然なのです。

そして、「自分は分かっているから大丈夫」と思っている管理職の人、実は一番分かっていませんから(笑)

④逃げ道をつくる

朝、出勤途中に部下からケータイに連絡が入ります。

部下「すみません、ちょっと風邪をひきまして、お休みをいただきたいのですが」

体調不良は誰にでもあること。仕方ありませんね。ただ、この時にあなたが管理職なら、どう答えますか?

上司A「そうか、ではゆっくり休んでまた明日がんばってください

上司B「え?困るな。熱は?医者行けば直るんじゃない?とりあえず医者行ってまた連絡くれる?

あなたが部下なら、どっちがいいですか?(笑)

 

聞くまでもなく上司Aですよね。つまり、申告してくるほうもある程度「盛ってる」んですよ。

それを分かった上で、敢えて深く聞かないのです。

一方の上司Bは、申告を額面通り真に受けて、自分の上司に進捗の遅れを突っ込まれることに戦々恐々の毎日です。

残念ながら、いくら日々、戦々恐々と過ごしても、部下はコレではいつまでも育たないし、成績も上がらないでしょう。

人間関係が良好なチームは大概の困難は乗り越える

上司と部下の関係が良好なチームは、結果的にチーム内のメンバー同士のコミュニケーションが活発になります。

当然業務は円滑に回りますし、雰囲気も明るいです。

また、お客さんとの意思疎通もストレスなくできるようになります。

 

管理職というのは、様々なプレッシャーを受けとめるのが仕事。

それをどうやって部下や現場に反映させるかですべてが変わります。

「部下が思うように育たない」と思っている管理職の人がいたら、素直にそれを部下にぶつけてみたらどうでしょうか。

時には弱い部分を見せるのも大切です。

 

「あの人が僕たちのためにこれだけ悩んでるんだから、頑張ろう」

と思ってくれるかもしれませんよ??

部下を持つ肩書きの方がいましたら、ちょっと振り返って考えてみましょう!

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